*ご質問、コメントは大藤恵子<kofuji@bates.edu> 宛お送り下さい。日本語可です。
*この中の記事を発表などにお使いになる場合は、できるだけ多くの人に読んでいただきたいので、「参考文献」としてこのサイトアドレスを載せて頂ければ幸いです。
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LGBT映画(ドラマ/コメディ/ドキュメンタリー)の紹介

*2006年7月から12月までの「セクシュアリティ」「性教育」に関する世界のニュース

12/31/06

法に関わらず、同性の結婚セレモニー&レセプションはブーム。
フィリップ・マッキー(34歳)は有名人でも何でもないが、9月に愛を誓った時、伝統的な金の指輪、2000ドルのキルト、バブパイプ、ピアニスト、DJ,キャビアとクレープ、ロブスターなどを含んだレセプションをタイソン・コーナー(バージニア)の5つ星のリッツ・カールトン・ホテルで行なった。マッキーは、二人の半年分の収入に当たる6万ドル(600万円以上)を使ったが、牧師をよび、200人の招待客の前で「夫と夫」を誓うことは価値あるものだったと言う。自分たちにとっては、結婚の本質は自分たちの愛であるとも。マッキーと相手のウッズの結婚コンサルタントのキャサリン・ハムは「長い間、恥とプライベートに押し込められ、彼らはこのように祝うことはなかった」と言う。

全米で政治家や官僚たちが同性婚を禁じる法ついて議論していても、当事者たちは大なり小なり「結婚式」を祝っており、ピンクのトライアングルの招待状から、同性カップルをトップに飾ったケーキに至るまで、それが大きな経済的影響を与えているという。結婚コンサルタントの会社のオーナー、シンディ・スプロウルによると、異性愛者の結婚式のように、明確な統計を出すのは難しいそうだが、2005年には、同性愛者は7億2千万ドルを消費したという。結婚式をする同性カップルは、異性愛者とほとんど同じに、花、リムジン、指輪、記念品などを用意し、違うのは組み合わせだけだそうである。スプロウルによると、法的結婚あるいはシビル・ユニオンが認められているマサチューセッツとバーモント州では、カップルは平均2万ドルを使い、その他の週では1万5千ドルぐらいだろうと言う。

バージニア州に住むレズビアンのカップル、ホワイトとジョーンズは8月に結婚した時、二人の一か月の収入に当たる4、000ドルを使ったという。しかし、法的であろうがなかろうが、自分たちの愛をみんなの前で示すのは価値あることだと言う。ニューヨーク市のGLBT Expoのプランナーであるシャメイン・ウェスラーは、これはレズビアンのロック歌手、メリッサ・エセリッジが2003年に、カップルの関係を公式にするように同性愛者に奨励したりしたことなども大きいと語っている。(注:メリッサは乳がんの手術後、自分の相手も公にし、テレビのニュースショーなどに出演し、「自分の妻が・・・」とストレートにしゃべっていた。ドリー・パートンと共演しテレビ公開の公演て歌ったりもしていた。ゲイであることが「ネタ」にはなっても、「笑いネタ」になることはアメリカでは考えられない。今では問題になると思う。)

最後に重要なことは、アメリカでは同性愛者たちは、ゲイ・フレンドリーの会社や業者を探して使う。つまり、同性愛者たちは同性愛者たちのビジネスをまずサポートするのである。(12−27−06,アドボケイト
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カンザス州ローレンス市が、カンザス州で最初の同性のパートナーシップを法的に認める市となったと地元の新聞が報道した。ローレンスは州立カンザス大学を擁する大学町で、人口8万人。ゲイであるローレンス市・コミッショナーのマイク・ランドル氏は、市に対してドメスティック・パートナーシップの登録条例を研究するように1月に要求していた。

カンザスは2年前、州憲法に反するという見解から、同性婚と同性カップルを法的に禁止する法を通過させている。しかし、ランドル氏は、これによって、地方の(私的)雇用者が、ドメスティック・パートナーの権利容認を採用するようになるなど利点があるだろうと言っている。またこれは、市の条例からドメスティック・パートナーを含む「家族」の定義を変えることになるだろうともコメント。

支持者たちはローレンス市の条例が、市や他の地方自治団体で、被雇用者のパートナーの権利容認などにつながることを希望している。中西部では、セント・ルイスとカンザス・シティ(いすれもミズーリ州)、アイオワ・シティ(アイオワ州)などの市が同じような条例を施行している。さらに同新聞によると、ローレンス市は、1995年に性的指向に基づいて、雇用や住居の差別をすることを禁じる法律を通過させているそうだ。(12−27−06,アドボケイト
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ニューヨーク市は、市民が自分たちの出生証明書を性別再指定手術SRSを受けないでも切り換えられるプランを採用することから後退しました。 健康・コミッショナーのトーマス・フリーデンは、現在展開されている連邦規則と闘争しないのを保証するためにも、この問題はさらなる研究を必要とすると言っています。

ほとんどの他の都市や州のように、長い間ニューヨークは性別再指定手術を受けた人々がその移行に応じて新しい出生証明書を得るようにしていました。 しかし市の健康衛生局と精神衛生局は、9月に、この政策が、性のアイデンティティを変更する手術をしない人々も含むように自由化するように要求を出しました。例えば、新しい政策は、外観を変えるためにホルモン摂取している人々にも出生証明書変更を許すことになっていました。市の職員によると、この面では全米で初めてだそうです。

その変更行使は遅れましたが、性別再指定手術を受けることになっている人々が新しい性別を出生ドキュメントに記載することに関する法改正を進めました。 以前、市は単に性のどんな参照も取り除いた新しい出生証明書を発行していました。

トランスジェンダーの権利のために働いているいるコール・タラー弁護士は、「新しい政策を実施しないという決定で失望しました。健康などの理由で、全部の人が性別再指定手術を受けられるというわけではありません。私は、より公正な判断結果が生まれるのを期待しています。」と言いました。 (12−7−06,アドボケイト

12/16/06

ニュースによると、ニューヨークには1万5千人から2万人のホームレスの若者たちがいるが、そのうちの42%にあたる8400人がLGBTで、 ホームレスで冬を過ごさなくてはならないという。(National Gay and Lesbian Task Force Policy Institute と National Coalition for the Homelessによる調査)また、アメリカのHealth and Human Services(人々の健康とサービス)省は、毎年57万人から160万人の少年少女が家出をしたりホームレスになったりしているという。市の参事会は200万円以上の資金をLGBTのホームレスの若者たちを支援するグループに援助することを決めたとクインという報道官が発表した。
クインはさらに、「この調査は、LGBTのホームレスの若者たちが、路頭に迷ったり、ホームレスになったりする機会が非常に高いことを示しています。私たちは、これらの若者たちが安全な場所、健康管理、および教育的なサービスを得られるようにするのはとても重要です。参事会はLGBTの住所不定の若者の必要性を優先したことを誇りに思っています、そして、私たちはこれらの若者たちが必要とするサービスが得られるのを保証するために仕事を続けるつもりです」と続けている。 (アドボケイト

12/15/06

ニュージャージー州の最高裁からの同性婚かあるいはそれに準ずるものを受け入れるかという圧力の下で、立法府は、選挙を行ない、ニュージャージーは同性愛カップルのシビル・ユニオンを容認する全米で3番目の州になりました。 民主党のジョン・コーザイン(Jon Corzine)知事は、その法律にサインすると言いました。その法律は異性カップルと同じように、同性カップルが国法の下で利用可能なすべての権利と特権を得ることができます。その法律は下院で賛成56,反対19,(棄権5)、上院で賛成23,反対12,(棄権5)でした。 アメリカでは、すでにマサチューセッツ州が同性婚を認め、バーモント州とコネチカット州がシビル・ユニオンを認め、カリフォルニア州はドメスティック・パートナー法を制定しています。ニュージャージー州での法律でゲイ・カップルが得る権利は、養子養女をもらう権利、病院の見舞いなどの権利、遺産相続の権利です。ゲイの権利支持者は、これを歓迎しながらも、この先同性婚の権利を要求し続けると言いました。
同性婚の強力な支持を示す最近の州選挙を引用して、スティーブン・ゴールドスティーン(ゲイの権利支持組織米国ニュージャージー州のGarden State Equalityのディレクター)は、ニュージャージーでは2年以内に同性カップルが結婚できるようになると予想していると言いました。(アドボケイト
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ニュージャージー州の議会は、性のアイデンティティか表現に基づいた差別を禁止する全米で8番目の州になる議案を可決しました。 月曜日に州の上院によって可決された法案は今、知事のジョン・コーザインの承認が必要で、彼は、それにサインすると予想されています。トランスジェンダーの権利のための国立センターのディレクター、マラ・ケイスリングは「ニュージャージーの法律は巨大な市民権の勝利をトランスジェンダーのコミュニティに表します。私はGender Rights Advocacy Association of New Jersey(NJのジェンダーの権利保護団体)、Garden State Equality(ニュージャージー州の権利保護)、その他の地域団体の驚くべき努力と、私たちが正しいことを支援するとき、勝つことができるということを示したことに拍手喝采をします。私たちが米国人口の3分の1が現在カバーされることをお祝いしている間、NCTEは、連邦レベルで明らかにトランスジェンダーの包括的な保護を得るために争い続けます。」と、声明しました。
ニュージャージーの新しい法は、雇用、住宅、および公共施設において、「性のアイデンティティかそれとも表現」に基づく、つまり トランスジェンダーの人々に対する、差別的措置を禁止しています。これが通ると、NJ州はトランスジェンダーの包括的な差別禁止保護を制定しているカリフォルニア、ハワイ、イリノイ、メイン、ミネソタ、ニューメキシコ、およびロードアイランドに続く州となる。 同様な法律はDCとその他80以上の市と区で制定されており、トランスジェンダー人口の3分の1を保護することになります。 (アドボケイト
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12月11日、ニューヨークで開かれている国連経済社会理事会(ECOSOC)でLGBTの人権のために活動してきた3つのNGOに協議資格が与えられました。協議資格を得ることで、国連においてアドバイザーおよびコンサルタントとして、さまざまな会議に参加
したり、意見を表明したりすることができるようになります。 (参照

今回協議資格が与えられたのは、次の3団体です。(参照
■ILGA−Europe (国際レズビアン・ゲイ連盟−ヨーロッパ)
■The Danish National Association for Gays and Lesbians (LBL) (デンマーク ゲイ・レズビアン連盟)
■The Lesbian and Gay Federation in Germany (LSVD), (ドイツ レズビアン・ゲイ連合)

経済社会理事会の理事国の投票によって、これらの団体に協議資格を与えるかどうかが決定されたわけですが、日本もこの3団体の協議資格の認定に賛成の票を投じています。

12月1日には、国連人権理事会でノルウェーが性的マイノリティの人々の人権侵害について懸念を表する声明を発表しました。今回、これらのNGOがいわゆる「国連NGO」となったことで、国連のなかで、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの人たちの人権侵害の問題について意識を高めてゆくためにさらにいろいろな活動ができるようになりました。

参照(サイトとリンク)
人権理事会、NGO共同声明
人権理事会、ノルウェーの声明
日本は声明に賛同せず
人権理事会におけるノルウェーの声明に日本政府も賛同を
在ジュネーブ国際機関日本政府代表部への要請書 
ILGA世界大会報告 

[尾辻さんからのニュース]

12/14/06

カリフォルニア州で18歳のレズビアンの短大生(Charlene Nguon)が卒業した高校区と校長を相手取って130万円を要求した訴訟を起こしました。彼女は高校生の時学校内でガールフレンドと抱き合ったり、キスしたりして一回以上停学処分になり、どうして停学処分になったかを説明するために、校長が彼女の母親にそのできごとを明らかにしたため、彼女のセクシュアリティが家族に明らかになり、プライバシーが破られ、ダメージを受けたというもの。彼女の弁護士(Dan Stormer)は「その人の性指向によって罰を受けるのは、その人の人生にとっては大きな影響です。そのスティグマは決して消えることはありません。」と言っている。 ( アドボケイト)

アメリカではこうして訴えることができるので、みんなが関心を持ったりすることにもつながるのかもしれません。

12/7/06

政府関係者は6日にディック・チェイニー副大統領のレスビアンの娘、メアリ・チェイニー(37歳)が妊娠しているというニュースを驚きとともに発表した。ゲイの権利団体は、副大統領は同性カップルの承認に反対している政権側に立っているので「眠れない夜」に直面しているとコメント。メアリ・チェイニーのパートナーはヘザー・ポウ(45歳)で15年間連れ添っている。「二人は晩春に子どもが生まれることを楽しみにしている。また副大統領夫妻は6人目の孫が生まれるのを楽しみにしている」と副大統領の報道官、リア・アン・マクブライドは声明。

メアリ・チェイニーは2004年の選挙で父親の助手をしていたが、今はAOLで消費者保護の副査をしている。チェイニーの家族の近くに住むため、二人は一年前、コロラドからバージニア州に引っ越してきた。しかし、 Family Prideというゲイとレズビアンの家族の保護機関のクリスラーは、「バージニア州は同性婚を禁止する27州の一つだから、子どもが生まれても、ヘザーは法的な親権を持つことができないだろう」と言う。さらに、「どんなに子どもが愛されても、カップルは子どもが他の異性愛者の子どもと同じようには、両親の保護が認めてもらえないという現実に突き当たるだろう」また、「祖父であるチェイニーは、彼自身と彼の政権が何百万人ものアメリカのゲイとレスビアンである両親と彼らの子どもたちに加えた修繕できない害を思案し、寝られない夜が一生続くだろう」と言っている。

性的指向に関してのメアリ・チェイニーの開放性は、長年、ディック・チェイニーを支持する、同性愛が罪であると考える保守的な活動家にジレンマを引き起こしてきた。Concerned Women for Americaという団体のシンクタンクの年取った仲間のジャニス・クローズは、妊娠が「非良心的であり、このような有名人のカップルが故意に社会に父を持たない子どもを生み出すのは、非常にがっかりします。二人は二人が持っている利点を持っていない人々に助長しようとしています」」と言っている。さらにクローズは、「そのニュースは、保守的な人の目には、ブッシュ政権にダメージが大きいだろうという疑問は疑いなかった。ブッシュ政権は、今年の総選挙で、彼らが反中絶であり、反同性愛者権利であることを、何人かのリーダーによって既にたしなめられている」と言っている。

Christian ministry Focus on the Familyという保守的なグループの政策分析をしているキャリー・ゴードンはチェイニーの家族に同情を表したが、しかし、発表された妊娠について、賢明でないと表現した。「ただ人が“男と女の結婚”外に子を宿すことができるからといって、それが名案であるとは言えません。“愛”は“母と父”を取り替えることはできません。」 と続けた。

アメリカで最大のゲイの権利団体であるHRCの長、ジョー・サルモネスはこのニュースを歓迎し、「子どもを持つというメアリとヘザーの決定は、アメリカの全ての家族が異なった形とサイズで形成されるという例です。結局は家族は愛と責任 (commitment)で構成されるということです。」と言っている。

副大統領のオフィスは、メアリ・チェイニーの妊娠の事情について詳述するのを断わった。 (アドボケイト

12/5/06

サンフランシスコ・クロニックルは、2日、ブッシュ大統領が、特別な権利放棄なしで、合衆国に入るHIV陽性の外国人に対しての禁止令を緩和することを求めたと報告した。この禁止令は1993年に議会がビザか市民権を受け取るHIV陽性の外国人を禁じる法律を制定した時始まった。 その結果、1990年のサンフランシスコの会議以来年2回の世界エイズ会議は合衆国で開催されていない。

ホワイトハウスは、ブッシュが標準の短期的な旅行者としてのビザか、またはビジネスの目的のための最大60日間のビザをHIV陽性の人々に与える大統領命令を発令するだろうと、世界エイズデーに発表した。HIV陽性の人々が現在要求されているように、自分たちのHIV状態を宣言しなければならないかどうかは不明瞭である。

ワシントンDCで人権のための医者の会(Physicians for Human Rights)のディレクターをしているレオナルド・ルーベンスタイン医師は、 『それは恐ろしく差別的で不適当な政策から一歩前進しました。でも、まだ十分ではありません。これは処置できる病気です。エイズからスティグマを取り除きたいなら、HIVの人々のために最後までやり通して、入国のすべての制限を合衆国から排除しなければなりません。』と言っている。 (アドボケイト
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ニューヨークポストは今週末に、ニューヨークのマンハッタンの陪審が、ユース・サービス・セクターで働いていた警官がその地位を追われたのは、性的指向の差別のためであると主張したゲイの警官を支持する裁決をしたと報告した。 その裁決は、ジェームス・ホール(ニューヨーク市の警察署の2つの星のアシスタント・チーフで、最も高いランキングのメンバーのひとり)がロバート・ソレンティ(Sgt.サージェント)の地位を拒絶した後に決まった。 その地位は若年層のために連動する警察のDAREというアスレチック・リーグ、および他のユースを巻き込むプログラムにかかわる仕事であった。

ユース・サービス・セクターの指揮官、ローリー・アルブニオ(Capt.キャプテン、女性)は、ソレンティは仕事が模範的なため、彼が希望したポストに任命されると予想していたが、ホールはソレンティがゲイであると考え、他の候補者を任命したことが陪審にわかった。 また、陪審は、ホールが理由なしに彼女の命令を奪い取ったり、アルブニオとトム・コナーズという中尉を彼らがニューヨーク警察署を去るまで脅したことがわかった。コナーズとアルブニオの両方ともいくつかの賞も受けたとも18年のベテランであるが、彼らはソレンティを支持したため、ホールが偏見を持ち、報復したのだと信じているとコメントした。

コナーズは「このような男がいるなんて信じられませんでした。また警察署が彼をどう保護し、昇進させるかを見るのは、破壊的なことでした」とポストに語り、またアルブニオは、「ソレンティは仕事をよく理解しており、正直で、誠意があって、素晴らしい候補者でした。彼は管区とハイウエー・パトロールの仕事をしていました。彼は砂漠のあらしのベテランでした。 私は、ホールが誤っているとホールに言いました」と語っている。

この二人とソレンティはそれぞれおよそ50万ドルを得ることになっている。 ニューヨーク市は控訴するつもりだ。(アドボケイト
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イギリスでシビル・パートナーシップ法
が発効して以来9カ月になるが、BBCによると、この間、15,672のゲイとレスビアンのカップルが結ばれたそうだ。このパートナーシップでは、雇用や年金などの分野で無数の権利を同性カップルに与えるが、北アイルランドでは全体の1%のみだったのに比べ、イギリスでは84%に達した。 パートナーシップの大部分はゲイ・カップルで、イギリス各地で半分以上を示している。 イギリスのクイア活動グループのOutRage!のメンバーのピーター・タッチェルは、パートナーシップを選ばない同性カップルの利益権利を保護するようにゴードン・ブラウン蔵相に促したという。 彼は、政府がパートナーシップ法の承認によって、公式のパートナーシップをしていない何千もの同性カップルが利益を取り除かれたと主張している。 (アドボケイト

12/1/06

国連でのノルウェイの声明 (大意)

「性的指向にもとづく人権侵害が起こっていることの認識について」
11月29日時点で48の国々を代表して声明を述べさせていただきます。

・最近のHRC(Human Rights Council)のセッションで、生きる権利の剥奪、暴力や拷問からの自由の否定など、性的指向、性自認による人権侵害が広く行われているという事実の証拠となるケースが多く出されています。

・私たちは特別手続、条約に基づく機関、市民社会がこれらの問題に特別な関心をはらうことを要求します。特別手続き、条約に基づく機関が性的指向、性自認による人権侵害についてそれぞれの取り組みの中で引き続き考慮することを求めます。
(注:人権理事会が設置した特別報告者、事務総長特別代表、専門委員会を総称して「特別手続」(Special Procedures)と呼ぶ)
(注:条約に基づく機関(Treaty bodies)は、7つの国際人権条約(社会権規約、自由権規約、人種差別、女性、拷問、子ども、移民−いずれも略称)の監視機関であり、各条約の締約国による国内的実施状況を報告書制度により監視し、問題があれば締約国に対し勧告を行い国内的実施を促すための機関。)
参考:http://unforum.org/lectures/12.html

・私たちは現在行われている人権侵害に対し深い懸念を表します。人権の普遍性、差別に反対するという原則から鑑みても、これらの問題もきちんと取り上げられるべきです。それゆえ、ヒューマンライツカウンシル(人権理事会)が性的指向、性自認による人権侵害に対し特別な注意を払い、理事長がこれらの人権における重要な問題について話し合う機会を今後のセッションの中で作り出してくれるよう求めます。

53か国(日本は入っていません)
Albania, Andorra, Argentina, Australia, Austria, Belgium, Bosnia and Herzegovina, Brazil, Bulgaria, Canada, Chile, Croatia, Cyprus, Czech Republic, Denmark, Dominican Republic, Estonia, Finland, France, Germany, Greece, Guatemala, Hungary, Iceland, Ireland, Italy, Latvia, Liechtenstein, Lithuania, Luxembourg, Malta, Mexico, Montenegro, Netherlands, New Zealand,
Peru, Poland, Portugal, the former Yugoslav Republic of Macedonia, the Republic of Korea, the Republic of Moldova, Romania, Serbia, Spain, Slovakia, Slovenia, Sweden, Switzerland, Ukraine, the United Kingdom, Uruguay, United States of America and my own country Norway (53 countries as of 30.11.06 at 4 p.m.).
[尾辻さんからのニュースです]

11/28/06 アメリカの中間選挙は民主党が各地で議席を増やすという結果に終った。マサチューセッツ州選出のバーニー・フランク下院議員はオープンリー・ゲイであるが、来年最低労働賃金の値上げとともに、アメリカ軍のゲイに関する「Don't ask, dont' tell」を改善するように要求するつもりだとFox News のインタビューに答えた。2005年の下院の調査によると、ゲイであることがわかって軍隊を止めざるを得なかった人は、94年から03年の10年間で、9、500人に上り、その中には通訳者など貴重な仕事も含まれると言う。「勤務時間外の性的指向を元にした私生活のために、例えば語学に堪能なゲイを締め出すのは、理不尽だ」とフランク氏は言う。軍の損失は2億円に上るそうだ。(アドボケイト
11/10/06

南アフリカ議会で同性婚が承認された。アフリカでは同性愛はタブーのところが多く、ジンバブエ、ケニア、タンザニア、ガーナ、ウガンダ、ナイジェリアなどの国は「不法」だとしている。そういった意味では、この南アフリカの決定は重要な意味を持つ。この法律は「二人の人々の自発的なユニオン」ということで、異性愛者の結婚か同性愛者のパートナーシップであるかは指定がなく、「結婚」か「ユニオン」かどちらかで登録されるという。加熱された立会演説の後に達した妥協は支配的なアフリカ民族会議の宗教団体、伝統主義者、および何人かのメンバーさえ動揺させた。世論を測るために国中を旅行し、およそ6,000の容認の書状コメントをもらった、ホーム・アフェア・ポートフォリオ委員会のパトリック・チャウク議長は、「非常に難しい時間でした」 「それは主要な挑戦でした」とコメントした。(アドボケイト
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メキシコシティーの議会は、同性愛者のシビル・ユニオンを承認する法を可決した。それによって結婚している異性愛カップルのように、同性愛カップルも社会的便益を提供される。 メキシコシティーのアレハンドロ・エンチナス・ロドリ(Rodri)市長がその法にサインすると予想される。法が制定されると、メキシコシティは、シビル・ユニオンを承認しているアルゼンチンのブエノスアイレス、およびブラジルのリオ・グランデドスル州に並ぶ位置づけをされる。 コスタリカとコロンビアの連邦政府の議員は同様の法の制定について討論している。
これまでに、カナダ、アメリカでは マサチューセッツ州が同性婚を承認、 バーモントとコネチカット州は結婚と同様の利益と責任を同性カップルに与えるシビル・ユニオンを合法化しており、 先月、ニュージャージー州の最高裁は、同性カップルのために結婚かシビル・ユニオンかのどちらかを許容するように立法府に命令したばかり。同性婚禁止はヴァージニア、ウィスコンシン、コロラド、アイダホ、サウスカロライナ、サウスダコタ、テネシー州で11月7日に通過、アリゾナだけがそのような修正に反対した。
ポルトガルは5年前に、共同納税申告書を提出する権利などいくつかの法的な利益を、同性愛者を含む共生するカップルに広げている。ヨーロッパでは他にオランダ、ベルギー、スペインが同性婚を承認している。(アドボケイト
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ハワイでトランスジェンダーの女性が、トランスジェンダーとしてハワイで最初の最高の地位(州の教育委員会)を手にした。(注:日本と違ってアメリカでは教育委員会トップメンバーは任命や官僚ではなく、地域の住民によって選出される。)キム・ココ・イワモト(38歳の弁護士)は、キャンペーンでは彼女のセクシュアリティを売り込まなかったが、トランスジェンダーのために若者と関連する問題についてキャンペーンをした。
ワシントンDCをベースにしたVictory Fundという団体のスポークスマンのドニ・ディションは、「合衆国で以前選出されたトランスジェンダー候補は主として都市市会議員か委員などのローカルの席に制限されました。イワモトはオープンなトランスジェンダーが合衆国で選出された中で最も高い幹部でしょう」とコメント。(注:Victory Fundはレスビアン、ゲイ、トランスジェンダーの候補を助け、彼らのキャンペーンに資金を供給する団体。このような団体は、多分当事者やその支持者の献金や学生ボランティアなどによって支えられていると思いますが、その団体の中で働く人々は給料をもらうはずなので、その集める金額が何億になるのか・・・・。日本でこういう団体を作るのは不可能なのでしょうか??)
イワモトはカウアイ島で生まれ、ホノルルのカトリック教徒の男子校に通った。その後、ニューメキシコ大学で法の学位を取得。学校で女性用のお手洗いを使用することで脅かされた彼女は、特別なトイレ施設を支持してもらうためのトランスジェンダーのための政策に関するハンドブックで特集された。(アドボケイト

10/25/06

ニュージャージー州の最高裁判所は、結婚という言葉をつかっていないまでも、同性愛者の結婚に対し、異性愛者と同等の権利を認めた。しかし多くのゲイカップルが「同性婚」実現のために州の法律を改善する運動をしなくてはいけないと思っている。ニュージャージー州では2004年にドメスティック・パートナー法が通り、例えば、「州職員が遺言を残さず亡くなっても同性のパートナーが財産を引き継ぐ権利がある」などが、認められている。Jon S. Corzine現知事は、ドメスティック・パートナー制度は認めているが、同性婚には賛成ではなく、しかし、裁判所の決定には従うと言っている。<アドボケイト
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フロリダ州の保守的で小さな市(Pahokee、人口6、500人、貧乏な下層階級が多い)で市長(Sasser)がゲイであることをカムアウト。彼は「私はゲイの市長ではなく、私は市長で、たまたまゲイである。私にはゲイ問題よりも、人々の貧乏や医療保護などしなくてはならない政策がたくさんある。」とコメントしている。15年間続いているパートナーもいて市長のセクシュアリティは、人々に知られているが、彼は人気のある市長で、すでに三期を勤めている。彼はゲイ解放の運動家ではないが、しかしホモフォビアがあれば、自分のアイデンティティをはっきりさせるとも言っている。Everglades Adventures で働くJim Sheehanは、「市民が彼はゲイの市長だと言うのを聞いたことがない。彼は今までの市長の中で一番いい市長だと言うことを請け合う」と言っている。(アドボケイト

10/15/06

マーク・フォーリィ前下院議員のスキャンダル(10/2/06記載)はその後もしばしば報道されていますが、一つ興味深いニュースがありました。マサチューセッツ州選出のバーニー・フランク民主党下院議員(彼自身ゲイで、89年に売り専がからんだスキャンダルに巻き込まれたことがある)によると、アメリカでは大統領が議員をカップルで招待するパーティがあるそうですが、クリントン氏が大統領の時は、ゲイ(多分オープンリー/クローセット両方)の議員はゲイの同伴者を連れてきていたそうです。しかし、ブッシュが大統領になってからは、彼ら(注:多分共和党のゲイ議員)は女性を同伴するようになったそうです。フォーリィ氏も例外ではなく、クリスマスパーティに女性を連れてきていたので、フランク議員の同伴者(ゲイ)が「本当の相手は?」と聞いた時、彼は黙っていたそうです。フランク議員によると、フォーリィ氏が「ゲイであること」は共和党にも民主党にも公然の秘密として知られていたそうです。
また、フランク議員は「共和党のゲイの議員の多くはフォーリィ氏の行動を知っていて隠したと確信している」とコメントしています。そして、「これは本当の危機です。共和党はゲイ議員を前は受け入れていましたが、現在は力のある地位にゲイ議員が落ち着くことに、より神経質になっています。彼らはオープンリーゲイに対して現在批判的ですから、共和党内で本当のゲイの粛清があるかもしれません。 議員が同性愛者であると認知されるだけでただ十分です。」と続けています。
また、メディアのこの事件に対する態度として「多分、女の子でも同じくらい大きな騒ぎになったでしょう。ゲイ・バッシングになっていないことはかなり良いと思います。」と言っています。
アドボケイトつまり、要点は、女であろうが男であろうが、17歳以下の子どもを相手にすると、アメリカでは犯罪を問われるのです。

10/2/06

シュワルツネーガー・カリフォルニア州知事はLGBTに関しての幾つかの法案に賛成の、他の法案に反対のサインをした。賛成した法案の一つ目は、Gwen Araujo Justice for Victims Act。これはジェンダー、性指向、障害、宗教、民族などによる差別をすることなく法制度が公平に行われるべきだと定義したものである。二つ目はトランスジェンダーや同性愛者が政治運動を行う上で平等に取り扱われること(Fair Employment and Housing Act)、三つ目はジェンダーや性指向による住居差別を禁止したCivil Rights Housing Act of 2006である。反対した法案は、 Safe Place to Learn Act。これは現在ある法律を強化したもので、カリフォルニア州の学校ではLGBTの生徒をいじめないこととはっきり記述してある。 Geoff Kors(Equality Californiaというゲイサポートグループの代表)は「前の法律では、LGBTの生徒が学校で脅されたり、差別をされても、無視する学校があった。この反対はそれを強化することになり、恥ずべきことである」とコメントした。(アドボケイト)<8/11/06のニュースも同時に読んで下さい。これがGwen Araujo Justice for Victims Actかもしれません。>
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Ryan White Actというエイズ基金法が325対98でアメリカ下院を通過した。それは2億ドル以上を南部の州とマイノリティに優先して援助するというもの。現在、エイズはアメリカではアフリカ系アメリカ人などマイノリティに広がっている。(アドボケイト
先月も「アドボケイト」(雑誌)にNYCでの黒人の安全でないゲイのセックスパーティの特集が報道されていた。黒人たちは「コンドームを使わないでするほうが男らしい」という考えも持っており、ネットなどで「ナマのセックスパーティ」を見て、参加費(5ドルかそれ以上)を払い、コンドームを使わないセックス目的のパーティ(ニューヨーク市)に参加するという。そして、場所代で稼ぐために、こういうパーティの場所を提供する人が全国的に広がる恐れもあり、注意を呼びかけている。
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アメリカ軍隊の「DON'T ASK, DON'T TELL」、つまり「同性愛者であるかどうか尋ねるな、言うな」という政策は、知る人ぞ知るというものかもしれませんが、8月以来自分の性指向を明らかにした32人の入隊希望の若者が、リクルートのオフィスで入隊を拒否されました。ミネアポリスをベースにしたユースグループSoulforceは、タンパ、ロス、シアトル、ダラス、プロビデンスなど30都市で、Right to Serve campaign(入隊権利キャンペーン)を予定しており、座り込み運動を呼びかけていますが、バージニア州ではバージニア大学の学生グループが座り込みをして、二人が逮捕されました。(アドボケイト
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フロリダ州選出のマーク・フォーリィ下院議員(共和党、52歳)は辞任することを発表した。彼はページ(議員に奉仕する係の少年)にイーメールを送り、そのページが前に奉仕していたルイジアナ州選出のアレクサンダー議員がハリケーン・カタリーナが来た後どうしていたか質問したり、そのページの個人の写真も含めて誕生日に欲しいものを頼んだりしていた。そのページが未成年であったため、また、「立場を利用した」ことで、フォーリィ議員の行動が問題になった。(アドボケイト
これは全米のニュースで報道された、マクグリービィ前NJ州知事と似たようなスキャンダルですが、こういうニュースを聞くと、性的マイノリティを含む「性教育」や「人権教育」などが子どものときから必要なことを痛感させられます。

9/26/06


前ニュージャージー州知事のジム・マクグリービィ氏は自伝、「Confession コンフェッション」の出版(売れ行きは好調でベストセラー)とともに、19日はオペラ・ウインフリー・ショーに出演、21日の夜は、ラリー・キング・ライブで、22日にはNBCニュースショーでインタビューに答えました。04年にホームランドセキュリティの職を世話したイスラエル人の男性(本人はゲイであることを否定し続けている)が、マクグリービィに脅かされていると訴えたため、マクグリービィ氏の職斡旋(本人に適格性がなかったないのに就職させたことなど)が問題になり、またゲイであることが明らかになり、8月に知事を辞任することになりました。当時、”自分の性指向を相手に隠したまま結婚生活を続けているゲイ、レズビアンがアメリカに200万人いるだろう”という記事を読んだことを思い出します。
マクグリービィ氏は家族のこと、子ども時代のこと、性自認のこと、社会のしがらみと二重生活のこと、イスラエル人の恋人のことなど、きわどい質問にも、時には涙をぬぐいながら、答えていました。この本の出版の動機の一つは、若いGLBTが自分の性指向を受け入れ、精神的に健康な生活を送ることが大事であることを気づいてほしいことだと言っていました。私が一つ興味をひいたことは、キング・ライブに途中から出演した現在のマクグリービィ氏の”人生のパートナー、”マーク・オドンネルが、母国オーストラリアでは、ゲイのパートナーが外国人である場合、連れてきて一緒に住んでもビザの問題にならないと言っていたこと。アメリカではグリーンカード(永住権)がない限り不法滞在になります。(CNN: Larry King Live)

9/19/06

最近の調査で、LGBT従業員と消費者に対して、アメリカの主要な会社(500社近く)は現在公正な利益と保証を提供していることを示した。火曜日にリリースされたHRCの新しいCorporate Equality Indexによると、138社が100%という最高格付けを得(2005年には101社)、また、彼らの格付けに関する幹部社員の認識も明らかに上がっている。例えば、去年レイセオン社が完全なスコアを得た唯一の航空宇宙会社であったのに対し、今年は3つの会社が完全なスコアを取った。ほかにも完全なスコアを得た主要な自動車会社は去年2つだったのに、今年は4つに上昇。
ジョー・サルモネスは「経営者はビジネスに対しての格付けとその影響をたいへん意識しています。彼らはその格付けの良いスコアが、より健康な会社の環境、より大きい生産性、より優れた新規採用を意味することを、また、悪いスコアが自分たちのビジネスに害を与えるのを知っています。会社はそれらのスコアを改良するために動くだけではなくて、それらの産業における最も包括的であることと公平であると格付けされるのを活発に競争しています。この競争はGLBTのために、アメリカ経済界が急速に公正な場所になっているという明確なメッセージを送っています。」と声明。
また、今年は2005年より75%多くの会社が、雇用トレーニングで公式にトランスジェンダー従業員に対する区別を禁止したり、ビジョン、従業員の同性ドメスティック・パートナーへの歯科、医科医療の保証適用を実施。 (Advocate
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最近のニューヨーク市の衛生&精神的健康局の調査によると、ニューヨーク市に住み、異性愛者を自認している4000人の男性のうち、10%が過去に同性と性的関係を持ったことがあると告白したことがわかった。その多くは、少数民族であったり、外国生まれであったり、教育水準が低かったり、マンハッタン地域の外に住んでいることも明らかになった。そのうち、70%は結婚しており、HIV感染を確認するテストは受けていそうになく、男性とのセックスでコンドームを使用していそうにもない。 Preeti Pathelaは、これらの調査結果には重大な分岐があると声明した。
医師は、安全でない性的行動と性感染症の危険を査定するために、患者の自己報告の性的指向に頼るより、厳密にどんな性行為をしたか患者にたずねる必要があります。市民のための健康安全メッセージは、コンドームを使わないアナル・セックスなどの危険な性行為を対象とするべきであり、同性愛者に特定された男性のみに合うように作るべきではありません。」 (Advocate)

9/16/06 スペインは昨年同性婚を許可したが、これまでに4、500ぐらいのカップルが結婚している。今度は軍隊に所属するカップルがセビリアの市庁舎で結婚する。二人ともが軍人のカップルは初めてで、社会党の市長が結婚を司る。軍隊の関係者は結婚は私的なことであり、二人とも勤務を続けることに問題はないとコメント。制服で結婚することも可能だが、カップルは保守派を刺激しないために着ないことに決めた。アメリカの軍隊では「Don't ask; don't tell (聞くな、言うな)」が規則だが、スペインでは、そのような規則はなく、同性愛者であることを言うことができる。
この法は、政府が国の伝統的な価値体系を破るので、反論したカソリック教会と保守派をうんざりさせたが、同性婚はスペイン社会で論争の波を引き起こすことはほとんどなかった。 国の主要な新聞は同性婚について記事を載せることはほとんどなく、またセビリア(スペインの南アンダルシア州の主な都市)の結婚式でも抗議や言及はほとんどなかった。 (Advocate
8/25/06

南アフリカ政府はシビル・ユニオンを是認する裁定を下し、次に国会で裁定されることになった。ドメスティック・パートナーの権利やサービスについても議論されるという。南アフリカの憲法には「性的指向に対する差別は禁止する」とはっきり書いてあるという。(Advocate
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トランスジェンダーの受刑者(妻を殺した罪で無期懲役)が、マサチューセッツ州にgender reassignment sergery を要求し、その決定が州の裁判官にゆだねられている。多くのアメリカの刑務所ではトランスジェンダーの受刑者には、すでに始めていればホルモン注射、必要ならば着たい下着、などを供給しているが、手術を要求されたのは初めてだという。
コロラド州で服役しているグレーは女性ホルモン注射を受けているが、男性のセクションに入れられており、「犬の小屋に猫を入れている」ようなものだと言っている。また、トランスジェンダーの受刑者たちは、GID は彼らの極端な心配症、鬱病、自殺志向、などを起こすシビアな病気だと議論している。 (Advocate

8/19/06 ニューヨーク(NY)州最高裁判所のジョアン・レフコウィッツ(Joan Lefkowitz)裁判長(官)は「トランスジェンダーに対する差別は明記していないけれども、NY州の”人種差別、宗教差別、性的差別(の禁止)”は、これも含められる」として、トランスジェンダーのコック(Eric Buffong、27歳)が起こしたレストランに対しての性的差別の告訴(3百万ドルの請求)を裁定した。裁判日程は未定。
背広の着用も必要な高級なレストランで、彼は男性として働いていたが、ある日同僚に高校時代のアルバムを見せた。そこには彼はエリカという女性として載っていた。その後、彼は同僚に嘲笑されたり、レストランの彼のスケジュールには、エリカという名前が書かれたり、シフトから頻繁に外されたり、ついには4ヶ月後首になったという。
レストランの持ち主は告訴の無効をレフコウィッツに願ったが、彼女はNY市の人権保護法はトランスジェンダーを含めるという改善がなされる前からトランスジェンダーを保護しているとして却下した。彼女の裁定はこれからNY州全体で効力を持つだろうとエリックの弁護士はコメントしている。(Advocate
8/18/06

ブッシュ大統領は17日、同性のカップルを含む新しい連邦国の年金保護条例(Pension Protection Act)にサインした。HRC(Human Rights Campaign)のソルモネス(Solmonese)代表は「これはゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族にとって信じられない勝利である」とコメント。また、HRCがこの実現に非常に努力したこと、この法律の意味は、米国税法が非常時の時により多くの人にとってより公正になるということ、つまり同性のカップルが他のカップルと同じ立場におかれるということだと説明。
"Non-Spousal Rollover"(非配偶者の転覆)とよばれる最初の条項は 、ある個人の死に則して、個人退職金積立計画利益をその個人のドメスティック・パートナー、兄弟、または任命された「非-配偶者」である人の個人退職年金積立口座(IRA)に転送することが許される。以前は、ゲイ・パートナーはそれを一時金として引き出しを余儀なくされ、また退職のために意図した貯蓄を減らす即座の追徴税を払わされていた。
"Hardship Distribution" (困難な配分)とよばれる二つ目の条項は、ある個人が同性のパートナーか「非ー配偶者」(の利益)を記載した場合、その受益者が医学的、または財政的な非常時に退職基金を引き出せる可能性があること。以前は、連邦法は雇用者の法的に認められた配偶者か家族にのみ、退職基金の引き出しを許可していた。(Advocate

それに対する Human Rights Campaignの長、Joe Solmoneseのコメント(英語)。(8/25/06)

8/15/06

ロスにあるアンティオーク大学のクリニカル・サイコロジー(臨床心理学)でLGBTのことを専門にする修士コースが今秋新しく始まることになった。全米で最初の試み。科目は「LGBTの歴史と神話」「ジェンダーの異なる人々の問題」を含み、バイセクシュアル、レズビアンの解放、中毒の回復、若者、老齢化、古代のシャーマニズムのワークショップも予定されている。プログラム・ディレクターのサドーニックは「このプログラムはLGBTの肯定的な理論と、LGBTであるアイデンティティの自信を強く持ちたがっている心理学の学生たちが、ゲイとレスビアンのさらなる力、尊厳、自尊心、彼らの患者の回復を助けるために社会正義をめざして努力するためのものです」と言っている。(Advocate
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13日、オーストラリア政府に「同性婚」を認めるように要求して全国的なデモや集会が行われた。メルボルンでは1500人、シドニーでは1000人、パースでは300人が集まった。オーストラリアでは2004年に同性婚を禁止する法律が超党派でパスしている。(Advocate

8/11/06

カリフォルニア州で「州のプログラムにおいてゲイを差別しない法」が議会をパスし、その最終決定がシュワルツネーガー知事にゆだねられている。州のプログラムというのは、性指向やジェンダー・アイデンティティにかかわらず、警察、消防署に守られたり、財政援助やフードスタンプ(食品が買える切符)などのサービスが受けられるということ。(Advocate

8/10/06

レズビアンのジュディ・ジュスタスが来る11月の選挙の民主党のミズーリ州議員の候補に選ばれた。保守的な州でゲイの候補が選ばれたのはアラバマ、アーカンソー、オクラホマ州に続いて4番目。Gay and Lesbian Victory Fund(アメリカではこういう類いの団体がどの州でもあって活発にサポート活動しているのが日本と違う所)のウオルフ会長は「候補者が同性愛者か異性愛者かというよりも、どんないい政策をするかということの方が大事と選挙民が考えているからだろう」と言っている。(Advocate)アメリカではオープンリー・ゲイの政治家は結構いるのではないかと思います。カリフォルニア州でも6,7人はいたと記憶しています。
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8日の夜、大リーグ、ワシントン・ナショナルズの野球の試合で初めて、ゲイのコーラスグループが国歌を歌い、立っての喝采も受けた。(Advocate)アメリカでは学校で国歌を歌うことは聞いたことがありませんが、スポーツの試合ではよく歌われます。大リーグでは7イニングスに国歌を歌うチームがあり、9/11以来、NYヤンキースも7イニングスになると歌っています。国歌でなくGod Save Americaを歌うこともあります。
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2006年セックス調査結果。英語ですが興味のあるかたはどうぞ。80%以上のゲイ・カップルがすでに結婚しているか、結婚したいと思っている・・・のが印象的。(Advocate)

8/3/06

来る全米オープン中に、元テニス選手のビリー・ジーン・キング(62歳)の名前がナショナル・テニス・センターに掲げられることになった。セレモニーにはキング、彼女の母親、NY市長が参加。彼女は4回全米オープンに優勝。アメリカでグラス、ハード、クレイ、カーペットと4つのコートを制覇した唯一の女性選手。キングは80年代に37歳でレズビアンであることをカミングアウト。(Advocate

7/27/06

元'N Sync(インシンク)の歌手ランス・バス(27歳)は自分が同性愛者であり、テレビスターのレイチェン・レームクール(33歳)と「非常に安定した」関係であることを明らかにした。 97年以来バンドが有名になったが、バスはグループへの悪影響を心配してカミングアウトをしなかった。 彼は「私は同性愛者であることが恥ずかしくはありません。それが間違っているとも思いません。その過程で困ったこともありません。 私は、解放されていて幸福です。 私はただ幸福です。 私がカミングアウトした主な理由は、噂が本当に私の日常生活に影響し始めたからです。 私の家族、友人などは何も心配ありません。」と告白。
バスのセクシュアリティを最初に知ったメンバーはFatoneで、現在、バスとFatoneはテレビのシット・コム(状況喜劇)を作ろうとしている。バスの役はゲイだそうだ。 Fatoneは「ランスは皆にどう言おうかと何年も考えていた。私は100%彼を支持する」と言っている。(imdb news)

7/19/06 アメリカ下院で同性婚を禁止する法律が見送りにされた。11月に再度投票が行われる予定。
7/18/06 メイン州ポーランド(町)でレズビアンカップルがヘイトクライムに。近所のティーンが留守に忍び込み、車と家の中をめちゃめちゃに破壊。彼女たちは家を売ってもうすぐ引っ越す計画だったが、この事件を知ったバイヤーたちが家を買うのをしり込み。警察は協力的ではなく、ティーンもすぐ釈放。サポート団体はボートランド市で集会(7/22)を計画。
アメリカではこういう現実があるので、闘わざるをえないとも言えます。私が住んでいる市の近くです。あいにくこの日は予定があって集会に参加できないかも・・・。せめてカンパをと思っています。
7/14/06 マサチューセッツ州議会での同性婚の賛否投票は11月に。2003年11月からこれまで約8000組が結婚。