*ご質問、コメントは大藤恵子<kofuji@bates.edu> 宛お送り下さい。日本語可です。
*この中の記事を発表などにお使いになる場合は、できるだけ多くの人に読んでいただきたいので、「参考文献」としてこのサイトアドレスを載せて頂ければ幸いです。
*2007年のニュースはこちら、 2008年のニュースはこちらです。
*LGBT映画(ドラマ/コメディ/ドキュメンタリー)の紹介
*2006年7月から12月までの「セクシュアリティ」「性教育」に関する世界のニュース
12/31/06 | 法に関わらず、同性の結婚セレモニー&レセプションはブーム。 最後に重要なことは、アメリカでは同性愛者たちは、ゲイ・フレンドリーの会社や業者を探して使う。つまり、同性愛者たちは同性愛者たちのビジネスをまずサポートするのである。(12−27−06,アドボケイト) カンザスは2年前、州憲法に反するという見解から、同性婚と同性カップルを法的に禁止する法を通過させている。しかし、ランドル氏は、これによって、地方の(私的)雇用者が、ドメスティック・パートナーの権利容認を採用するようになるなど利点があるだろうと言っている。またこれは、市の条例からドメスティック・パートナーを含む「家族」の定義を変えることになるだろうともコメント。 ほとんどの他の都市や州のように、長い間ニューヨークは性別再指定手術を受けた人々がその移行に応じて新しい出生証明書を得るようにしていました。 しかし市の健康衛生局と精神衛生局は、9月に、この政策が、性のアイデンティティを変更する手術をしない人々も含むように自由化するように要求を出しました。例えば、新しい政策は、外観を変えるためにホルモン摂取している人々にも出生証明書変更を許すことになっていました。市の職員によると、この面では全米で初めてだそうです。 その変更行使は遅れましたが、性別再指定手術を受けることになっている人々が新しい性別を出生ドキュメントに記載することに関する法改正を進めました。 以前、市は単に性のどんな参照も取り除いた新しい出生証明書を発行していました。 トランスジェンダーの権利のために働いているいるコール・タラー弁護士は、「新しい政策を実施しないという決定で失望しました。健康などの理由で、全部の人が性別再指定手術を受けられるというわけではありません。私は、より公正な判断結果が生まれるのを期待しています。」と言いました。 (12−7−06,アドボケイト) |
12/16/06 | ニュースによると、ニューヨークには1万5千人から2万人のホームレスの若者たちがいるが、そのうちの42%にあたる8400人がLGBTで、
ホームレスで冬を過ごさなくてはならないという。(National Gay and Lesbian Task Force Policy
Institute と National Coalition for the Homelessによる調査)また、アメリカのHealth
and Human Services(人々の健康とサービス)省は、毎年57万人から160万人の少年少女が家出をしたりホームレスになったりしているという。市の参事会は200万円以上の資金をLGBTのホームレスの若者たちを支援するグループに援助することを決めたとクインという報道官が発表した。 |
12/15/06 | ニュージャージー州の最高裁からの同性婚かあるいはそれに準ずるものを受け入れるかという圧力の下で、立法府は、選挙を行ない、ニュージャージーは同性愛カップルのシビル・ユニオンを容認する全米で3番目の州になりました。
民主党のジョン・コーザイン(Jon Corzine)知事は、その法律にサインすると言いました。その法律は異性カップルと同じように、同性カップルが国法の下で利用可能なすべての権利と特権を得ることができます。その法律は下院で賛成56,反対19,(棄権5)、上院で賛成23,反対12,(棄権5)でした。
アメリカでは、すでにマサチューセッツ州が同性婚を認め、バーモント州とコネチカット州がシビル・ユニオンを認め、カリフォルニア州はドメスティック・パートナー法を制定しています。ニュージャージー州での法律でゲイ・カップルが得る権利は、養子養女をもらう権利、病院の見舞いなどの権利、遺産相続の権利です。ゲイの権利支持者は、これを歓迎しながらも、この先同性婚の権利を要求し続けると言いました。 今回協議資格が与えられたのは、次の3団体です。(参照 ) 12月1日には、国連人権理事会でノルウェーが性的マイノリティの人々の人権侵害について懸念を表する声明を発表しました。今回、これらのNGOがいわゆる「国連NGO」となったことで、国連のなかで、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの人たちの人権侵害の問題について意識を高めてゆくためにさらにいろいろな活動ができるようになりました。 参照(サイトとリンク) |
12/14/06 | カリフォルニア州で18歳のレズビアンの短大生(Charlene Nguon)が卒業した高校区と校長を相手取って130万円を要求した訴訟を起こしました。彼女は高校生の時学校内でガールフレンドと抱き合ったり、キスしたりして一回以上停学処分になり、どうして停学処分になったかを説明するために、校長が彼女の母親にそのできごとを明らかにしたため、彼女のセクシュアリティが家族に明らかになり、プライバシーが破られ、ダメージを受けたというもの。彼女の弁護士(Dan Stormer)は「その人の性指向によって罰を受けるのは、その人の人生にとっては大きな影響です。そのスティグマは決して消えることはありません。」と言っている。 ( アドボケイト) アメリカではこうして訴えることができるので、みんなが関心を持ったりすることにもつながるのかもしれません。 |
12/7/06 | 政府関係者は6日にディック・チェイニー副大統領のレスビアンの娘、メアリ・チェイニー(37歳)が妊娠しているというニュースを驚きとともに発表した。ゲイの権利団体は、副大統領は同性カップルの承認に反対している政権側に立っているので「眠れない夜」に直面しているとコメント。メアリ・チェイニーのパートナーはヘザー・ポウ(45歳)で15年間連れ添っている。「二人は晩春に子どもが生まれることを楽しみにしている。また副大統領夫妻は6人目の孫が生まれるのを楽しみにしている」と副大統領の報道官、リア・アン・マクブライドは声明。 メアリ・チェイニーは2004年の選挙で父親の助手をしていたが、今はAOLで消費者保護の副査をしている。チェイニーの家族の近くに住むため、二人は一年前、コロラドからバージニア州に引っ越してきた。しかし、
Family Prideというゲイとレズビアンの家族の保護機関のクリスラーは、「バージニア州は同性婚を禁止する27州の一つだから、子どもが生まれても、ヘザーは法的な親権を持つことができないだろう」と言う。さらに、「どんなに子どもが愛されても、カップルは子どもが他の異性愛者の子どもと同じようには、両親の保護が認めてもらえないという現実に突き当たるだろう」また、「祖父であるチェイニーは、彼自身と彼の政権が何百万人ものアメリカのゲイとレスビアンである両親と彼らの子どもたちに加えた修繕できない害を思案し、寝られない夜が一生続くだろう」と言っている。 Christian ministry Focus on the Familyという保守的なグループの政策分析をしているキャリー・ゴードンはチェイニーの家族に同情を表したが、しかし、発表された妊娠について、賢明でないと表現した。「ただ人が“男と女の結婚”外に子を宿すことができるからといって、それが名案であるとは言えません。“愛”は“母と父”を取り替えることはできません。」 と続けた。 アメリカで最大のゲイの権利団体であるHRCの長、ジョー・サルモネスはこのニュースを歓迎し、「子どもを持つというメアリとヘザーの決定は、アメリカの全ての家族が異なった形とサイズで形成されるという例です。結局は家族は愛と責任 (commitment)で構成されるということです。」と言っている。 副大統領のオフィスは、メアリ・チェイニーの妊娠の事情について詳述するのを断わった。 (アドボケイト) |
12/5/06 | サンフランシスコ・クロニックルは、2日、ブッシュ大統領が、特別な権利放棄なしで、合衆国に入るHIV陽性の外国人に対しての禁止令を緩和することを求めたと報告した。この禁止令は1993年に議会がビザか市民権を受け取るHIV陽性の外国人を禁じる法律を制定した時始まった。 その結果、1990年のサンフランシスコの会議以来年2回の世界エイズ会議は合衆国で開催されていない。 ホワイトハウスは、ブッシュが標準の短期的な旅行者としてのビザか、またはビジネスの目的のための最大60日間のビザをHIV陽性の人々に与える大統領命令を発令するだろうと、世界エイズデーに発表した。HIV陽性の人々が現在要求されているように、自分たちのHIV状態を宣言しなければならないかどうかは不明瞭である。 ワシントンDCで人権のための医者の会(Physicians for Human Rights)のディレクターをしているレオナルド・ルーベンスタイン医師は、
『それは恐ろしく差別的で不適当な政策から一歩前進しました。でも、まだ十分ではありません。これは処置できる病気です。エイズからスティグマを取り除きたいなら、HIVの人々のために最後までやり通して、入国のすべての制限を合衆国から排除しなければなりません。』と言っている。
(アドボケイト) コナーズは「このような男がいるなんて信じられませんでした。また警察署が彼をどう保護し、昇進させるかを見るのは、破壊的なことでした」とポストに語り、またアルブニオは、「ソレンティは仕事をよく理解しており、正直で、誠意があって、素晴らしい候補者でした。彼は管区とハイウエー・パトロールの仕事をしていました。彼は砂漠のあらしのベテランでした。
私は、ホールが誤っているとホールに言いました」と語っている。 |
12/1/06 | 国連でのノルウェイの声明 (大意) ・最近のHRC(Human Rights Council)のセッションで、生きる権利の剥奪、暴力や拷問からの自由の否定など、性的指向、性自認による人権侵害が広く行われているという事実の証拠となるケースが多く出されています。 ・私たちは特別手続、条約に基づく機関、市民社会がこれらの問題に特別な関心をはらうことを要求します。特別手続き、条約に基づく機関が性的指向、性自認による人権侵害についてそれぞれの取り組みの中で引き続き考慮することを求めます。 ・私たちは現在行われている人権侵害に対し深い懸念を表します。人権の普遍性、差別に反対するという原則から鑑みても、これらの問題もきちんと取り上げられるべきです。それゆえ、ヒューマンライツカウンシル(人権理事会)が性的指向、性自認による人権侵害に対し特別な注意を払い、理事長がこれらの人権における重要な問題について話し合う機会を今後のセッションの中で作り出してくれるよう求めます。 |
11/28/06 | アメリカの中間選挙は民主党が各地で議席を増やすという結果に終った。マサチューセッツ州選出のバーニー・フランク下院議員はオープンリー・ゲイであるが、来年最低労働賃金の値上げとともに、アメリカ軍のゲイに関する「Don't ask, dont' tell」を改善するように要求するつもりだとFox News のインタビューに答えた。2005年の下院の調査によると、ゲイであることがわかって軍隊を止めざるを得なかった人は、94年から03年の10年間で、9、500人に上り、その中には通訳者など貴重な仕事も含まれると言う。「勤務時間外の性的指向を元にした私生活のために、例えば語学に堪能なゲイを締め出すのは、理不尽だ」とフランク氏は言う。軍の損失は2億円に上るそうだ。(アドボケイト) |
11/10/06 | 南アフリカ議会で同性婚が承認された。アフリカでは同性愛はタブーのところが多く、ジンバブエ、ケニア、タンザニア、ガーナ、ウガンダ、ナイジェリアなどの国は「不法」だとしている。そういった意味では、この南アフリカの決定は重要な意味を持つ。この法律は「二人の人々の自発的なユニオン」ということで、異性愛者の結婚か同性愛者のパートナーシップであるかは指定がなく、「結婚」か「ユニオン」かどちらかで登録されるという。加熱された立会演説の後に達した妥協は支配的なアフリカ民族会議の宗教団体、伝統主義者、および何人かのメンバーさえ動揺させた。世論を測るために国中を旅行し、およそ6,000の容認の書状コメントをもらった、ホーム・アフェア・ポートフォリオ委員会のパトリック・チャウク議長は、「非常に難しい時間でした」
「それは主要な挑戦でした」とコメントした。(アドボケイト) |
10/25/06 | ニュージャージー州の最高裁判所は、結婚という言葉をつかっていないまでも、同性愛者の結婚に対し、異性愛者と同等の権利を認めた。しかし多くのゲイカップルが「同性婚」実現のために州の法律を改善する運動をしなくてはいけないと思っている。ニュージャージー州では2004年にドメスティック・パートナー法が通り、例えば、「州職員が遺言を残さず亡くなっても同性のパートナーが財産を引き継ぐ権利がある」などが、認められている。Jon
S. Corzine現知事は、ドメスティック・パートナー制度は認めているが、同性婚には賛成ではなく、しかし、裁判所の決定には従うと言っている。<アドボケイト> |
10/15/06 | マーク・フォーリィ前下院議員のスキャンダル(10/2/06記載)はその後もしばしば報道されていますが、一つ興味深いニュースがありました。マサチューセッツ州選出のバーニー・フランク民主党下院議員(彼自身ゲイで、89年に売り専がからんだスキャンダルに巻き込まれたことがある)によると、アメリカでは大統領が議員をカップルで招待するパーティがあるそうですが、クリントン氏が大統領の時は、ゲイ(多分オープンリー/クローセット両方)の議員はゲイの同伴者を連れてきていたそうです。しかし、ブッシュが大統領になってからは、彼ら(注:多分共和党のゲイ議員)は女性を同伴するようになったそうです。フォーリィ氏も例外ではなく、クリスマスパーティに女性を連れてきていたので、フランク議員の同伴者(ゲイ)が「本当の相手は?」と聞いた時、彼は黙っていたそうです。フランク議員によると、フォーリィ氏が「ゲイであること」は共和党にも民主党にも公然の秘密として知られていたそうです。 |
10/2/06 | シュワルツネーガー・カリフォルニア州知事はLGBTに関しての幾つかの法案に賛成の、他の法案に反対のサインをした。賛成した法案の一つ目は、Gwen
Araujo Justice for Victims Act。これはジェンダー、性指向、障害、宗教、民族などによる差別をすることなく法制度が公平に行われるべきだと定義したものである。二つ目はトランスジェンダーや同性愛者が政治運動を行う上で平等に取り扱われること(Fair
Employment and Housing Act)、三つ目はジェンダーや性指向による住居差別を禁止したCivil Rights Housing
Act of 2006である。反対した法案は、 Safe Place to Learn Act。これは現在ある法律を強化したもので、カリフォルニア州の学校ではLGBTの生徒をいじめないこととはっきり記述してある。
Geoff Kors(Equality Californiaというゲイサポートグループの代表)は「前の法律では、LGBTの生徒が学校で脅されたり、差別をされても、無視する学校があった。この反対はそれを強化することになり、恥ずべきことである」とコメントした。(アドボケイト)<8/11/06のニュースも同時に読んで下さい。これがGwen
Araujo Justice for Victims Actかもしれません。> |
9/26/06
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前ニュージャージー州知事のジム・マクグリービィ氏は自伝、「Confession コンフェッション」の出版(売れ行きは好調でベストセラー)とともに、19日はオペラ・ウインフリー・ショーに出演、21日の夜は、ラリー・キング・ライブで、22日にはNBCニュースショーでインタビューに答えました。04年にホームランドセキュリティの職を世話したイスラエル人の男性(本人はゲイであることを否定し続けている)が、マクグリービィに脅かされていると訴えたため、マクグリービィ氏の職斡旋(本人に適格性がなかったないのに就職させたことなど)が問題になり、またゲイであることが明らかになり、8月に知事を辞任することになりました。当時、”自分の性指向を相手に隠したまま結婚生活を続けているゲイ、レズビアンがアメリカに200万人いるだろう”という記事を読んだことを思い出します。 |
9/19/06 | 最近の調査で、LGBT従業員と消費者に対して、アメリカの主要な会社(500社近く)は現在公正な利益と保証を提供していることを示した。火曜日にリリースされたHRCの新しいCorporate
Equality Indexによると、138社が100%という最高格付けを得(2005年には101社)、また、彼らの格付けに関する幹部社員の認識も明らかに上がっている。例えば、去年レイセオン社が完全なスコアを得た唯一の航空宇宙会社であったのに対し、今年は3つの会社が完全なスコアを取った。ほかにも完全なスコアを得た主要な自動車会社は去年2つだったのに、今年は4つに上昇。 |
9/16/06 | スペインは昨年同性婚を許可したが、これまでに4、500ぐらいのカップルが結婚している。今度は軍隊に所属するカップルがセビリアの市庁舎で結婚する。二人ともが軍人のカップルは初めてで、社会党の市長が結婚を司る。軍隊の関係者は結婚は私的なことであり、二人とも勤務を続けることに問題はないとコメント。制服で結婚することも可能だが、カップルは保守派を刺激しないために着ないことに決めた。アメリカの軍隊では「Don't
ask; don't tell (聞くな、言うな)」が規則だが、スペインでは、そのような規則はなく、同性愛者であることを言うことができる。 この法は、政府が国の伝統的な価値体系を破るので、反論したカソリック教会と保守派をうんざりさせたが、同性婚はスペイン社会で論争の波を引き起こすことはほとんどなかった。 国の主要な新聞は同性婚について記事を載せることはほとんどなく、またセビリア(スペインの南アンダルシア州の主な都市)の結婚式でも抗議や言及はほとんどなかった。 (Advocate) |
8/25/06 | 南アフリカ政府はシビル・ユニオンを是認する裁定を下し、次に国会で裁定されることになった。ドメスティック・パートナーの権利やサービスについても議論されるという。南アフリカの憲法には「性的指向に対する差別は禁止する」とはっきり書いてあるという。(Advocate) |
8/19/06 | ニューヨーク(NY)州最高裁判所のジョアン・レフコウィッツ(Joan Lefkowitz)裁判長(官)は「トランスジェンダーに対する差別は明記していないけれども、NY州の”人種差別、宗教差別、性的差別(の禁止)”は、これも含められる」として、トランスジェンダーのコック(Eric
Buffong、27歳)が起こしたレストランに対しての性的差別の告訴(3百万ドルの請求)を裁定した。裁判日程は未定。 背広の着用も必要な高級なレストランで、彼は男性として働いていたが、ある日同僚に高校時代のアルバムを見せた。そこには彼はエリカという女性として載っていた。その後、彼は同僚に嘲笑されたり、レストランの彼のスケジュールには、エリカという名前が書かれたり、シフトから頻繁に外されたり、ついには4ヶ月後首になったという。 レストランの持ち主は告訴の無効をレフコウィッツに願ったが、彼女はNY市の人権保護法はトランスジェンダーを含めるという改善がなされる前からトランスジェンダーを保護しているとして却下した。彼女の裁定はこれからNY州全体で効力を持つだろうとエリックの弁護士はコメントしている。(Advocate) |
8/18/06 | ブッシュ大統領は17日、同性のカップルを含む新しい連邦国の年金保護条例(Pension
Protection Act)にサインした。HRC(Human Rights Campaign)のソルモネス(Solmonese)代表は「これはゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族にとって信じられない勝利である」とコメント。また、HRCがこの実現に非常に努力したこと、この法律の意味は、米国税法が非常時の時により多くの人にとってより公正になるということ、つまり同性のカップルが他のカップルと同じ立場におかれるということだと説明。 それに対する Human Rights Campaignの長、Joe Solmoneseのコメント(英語)。(8/25/06) |
8/15/06 | ロスにあるアンティオーク大学のクリニカル・サイコロジー(臨床心理学)でLGBTのことを専門にする修士コースが今秋新しく始まることになった。全米で最初の試み。科目は「LGBTの歴史と神話」「ジェンダーの異なる人々の問題」を含み、バイセクシュアル、レズビアンの解放、中毒の回復、若者、老齢化、古代のシャーマニズムのワークショップも予定されている。プログラム・ディレクターのサドーニックは「このプログラムはLGBTの肯定的な理論と、LGBTであるアイデンティティの自信を強く持ちたがっている心理学の学生たちが、ゲイとレスビアンのさらなる力、尊厳、自尊心、彼らの患者の回復を助けるために社会正義をめざして努力するためのものです」と言っている。(Advocate) |
8/11/06 | カリフォルニア州で「州のプログラムにおいてゲイを差別しない法」が議会をパスし、その最終決定がシュワルツネーガー知事にゆだねられている。州のプログラムというのは、性指向やジェンダー・アイデンティティにかかわらず、警察、消防署に守られたり、財政援助やフードスタンプ(食品が買える切符)などのサービスが受けられるということ。(Advocate) |
8/10/06 | レズビアンのジュディ・ジュスタスが来る11月の選挙の民主党のミズーリ州議員の候補に選ばれた。保守的な州でゲイの候補が選ばれたのはアラバマ、アーカンソー、オクラホマ州に続いて4番目。Gay
and Lesbian Victory Fund(アメリカではこういう類いの団体がどの州でもあって活発にサポート活動しているのが日本と違う所)のウオルフ会長は「候補者が同性愛者か異性愛者かというよりも、どんないい政策をするかということの方が大事と選挙民が考えているからだろう」と言っている。(Advocate)アメリカではオープンリー・ゲイの政治家は結構いるのではないかと思います。カリフォルニア州でも6,7人はいたと記憶しています。 |
8/3/06 | 来る全米オープン中に、元テニス選手のビリー・ジーン・キング(62歳)の名前がナショナル・テニス・センターに掲げられることになった。セレモニーにはキング、彼女の母親、NY市長が参加。彼女は4回全米オープンに優勝。アメリカでグラス、ハード、クレイ、カーペットと4つのコートを制覇した唯一の女性選手。キングは80年代に37歳でレズビアンであることをカミングアウト。(Advocate) |
7/27/06 | 元'N Sync(インシンク)の歌手ランス・バス(27歳)は自分が同性愛者であり、テレビスターのレイチェン・レームクール(33歳)と「非常に安定した」関係であることを明らかにした。
97年以来バンドが有名になったが、バスはグループへの悪影響を心配してカミングアウトをしなかった。 彼は「私は同性愛者であることが恥ずかしくはありません。それが間違っているとも思いません。その過程で困ったこともありません。
私は、解放されていて幸福です。 私はただ幸福です。 私がカミングアウトした主な理由は、噂が本当に私の日常生活に影響し始めたからです。 私の家族、友人などは何も心配ありません。」と告白。 |
7/19/06 | アメリカ下院で同性婚を禁止する法律が見送りにされた。11月に再度投票が行われる予定。 |
7/18/06 | メイン州ポーランド(町)でレズビアンカップルがヘイトクライムに。近所のティーンが留守に忍び込み、車と家の中をめちゃめちゃに破壊。彼女たちは家を売ってもうすぐ引っ越す計画だったが、この事件を知ったバイヤーたちが家を買うのをしり込み。警察は協力的ではなく、ティーンもすぐ釈放。サポート団体はボートランド市で集会(7/22)を計画。 アメリカではこういう現実があるので、闘わざるをえないとも言えます。私が住んでいる市の近くです。あいにくこの日は予定があって集会に参加できないかも・・・。せめてカンパをと思っています。 |
7/14/06 | マサチューセッツ州議会での同性婚の賛否投票は11月に。2003年11月からこれまで約8000組が結婚。 |