Big Brothers/ Big Sisters)というプログラムーーアメリカの文化が学べる機会 
 アメリカの社会的な、兄弟になれるプログラムがメイン州のルイストンにある。「兄弟姉妹」(Big Brothers/ Big Sisters)というプログラムはひどく貧しい家族の子供のために、大学生一人を小学生か中学生一人に紹介し、友情を発展させるのが目的である。理想的な効果 は二人が仲よくなり、互いに心が通じるようになることである。 
 ベイツ大学生として、私は四年前、そのプログラムに参加した。ルイストンの母子家族でヘザ一という10才の女の子に会って、すぐ仲よくなった。よく買い物をしたり、ボ一リングをやったり、色々な物を作ったり、スポ一ツをやったりして、彼女と楽しい時間を過ごした。そして、今も電話で個人的なことや色々なことをよく話す。時々私には本当の妹と思われるぐらい仲よくなった。 
 今、彼女は13才になったので、中学生にとっての新しい話題がよく出る。だから、助言するために、私はできるだけ自分の経験を思い出して、中学生の一般 的な問題を考えている。ヘザ一は私とは違った育て方をしているらしいから、いつも彼女の感じていることが分からない気がする。でも、その時が私にとっては一番おもしろいし、自分の役に立つのではないかと思っている。どうしてかというと、私も他の生活について学ぶことができるからである。 
    このごろヘザ一はベイツ大学に行きたいと言っている。ヘザ一の場合、成績が悪すぎるし、ベイツ大学は授業料が高すぎるので、難しいかもしれない。でも、そのような目的があれば、彼女はがんばれると思う。成績がよくなれば奨学金をもらうことができるし、またベイツ大学でなくても他の大学に行ける。私が良い影響をヘザ一に与えられたらうれしい。兄弟や両親がどちらかいない家の子供は若い大人の友達ができると、良い手本になるかもしれない。それは、アメリカの青春時代の子供にとって大事だと思う。そして、年上の方の祖手にとっても目を見張らせられるような経験だと思う。 
    だれでもそのプログラムに参加することができる。私の知っている、参加している大学生のほとんどがアメリカ人であるが、日本人もヨ一ロッパ人も参加できるし、もっと参加するべきだと思う。どうしてかというと、子供にとって国際関係を作るのは有意義だし、アメリカにいる留学生にとっても、あまり見たことがないかもしれないアメリカの文化について簡単に習うことができるからである。 
アンナルイズ・エングルンド(93年卒業) 
[注:ジョアンナ・スタヴァローポロス’99もこのボランティアをしていました。]