アメリカの学校での教育実習 
    ベイツ大学で教育のクラスを取ると、学生は近所の幼稚園や高校で30時間の教育実習をさせられる。その時、学生は伝統的な学校とか新方式を採用している学校などが選べる。子供との親近感を強くするために、教育実習生は学期中は大体同じクラス(学年/組)を教える。私の場合には、近所の幼稚園を選んで、毎週4時間、クラスを手伝っていた。学期中に子供の成長を観察し、日誌に面 白いことや、あまりよくないことや、悲しいことなどを記録し、色々な教え方を習う。 
教育実習生としての責任は、個々の子供に字を覚えさせるのを手伝ったり、コンピュータの使い方を教えたり、一緒に本を読んだりすることである。しかも、先生が忙しい時には、時々一人でカリキュラムを作ってクラスで教える。例えば、私は日本の文化についての授業をし、子供にゆかたを着せたり、お箸を使わせたりさせた。 
    教育実習の仕事は利点も欠点もあると思う。利点の一つ目は、将来、教育界で仕事をしたかったり、大学院で教育学を専攻したければ、この経験はとても役に立つと思う。次に、子供とどんどん友達になれる。宿題が分からない子供は落胆しているし、授業が嫌いになる。もし私が手伝ってあげて、子供が分かってくれば、学校を好きになる可能性もある。そういう面 で、実習生はこのような小さい悩みを持つ生徒に決定的な影響を与えているかもしれない。 
    他方では、アメリカの教育制度は資金が十分ない。だから、先生の給料が払えないので、よく首にするので、クラスの人数が増えて、生徒が個々に世話をしてもらえない。生徒が悪くなって来るのは残念である。それで、教育実習生は、問題のある子供とかよくできない子供とかをいつも教えさせられている。例をあげれば、私は字が全然分からない男の子をよく教えた。彼の集中力は10分ぐらいしかなかったので、とても疲れた。 
    しかし、教育実習の仕事は子供を楽しくさせ、勉強を好きにならせ、特に子供の生活を充実させることができる。色々な問題はあるけれども、実習生次第でいろいろなことができる。もし教育に興味があれば、教育実習について考えてみませんか。そして、意見を交換しましよう。 
リズ・デンプシー(93年卒業)